こんにちは、スシタツタパスタ(@utu_hon_ikikata)です。
うつ病を少しでも理解しようしてこのサイトに来てくれたなら非常に嬉しいです。
うつ病で辛かったことで周りの人がうつを『理解しない』、『理解をしようともしない』ということでした。
ここに来てくれた方々は少しでもうつを理解しようとしてくだされてるのだと思います。
本当にありがとうございます。
この記事ではうつ病の私の体験や他のうつ病患者さんが言われて辛かった言葉などを載せています。
少し言葉かけを考えるだけでうつ病患者さんの心の負担は減ると思われます。
もしよろしければご覧になっていただければ幸いです。


苦しいのはあなただけではない
世の中には飢餓に苦しんでいる人や明日にも命を落とす人がいる、それと比べたらお前は全然辛くない。
この言葉のせいでうつ病の人も下手したら明日、死を選んでしまう可能性もあります。
目の前で苦しんでいる人に目を向けてください
世界には苦しんでいる人が大勢いるのは正しいです。
しかしそれはそれ、これはこれ。
うつ病患者本人は何もできずに辛い、死にたいと苦しんでいる人もいます。
まず身近にいる苦しんでいる人に寄り添うようにして欲しいです。
何か諭すような言葉をかけるよりも、そっとしておくのも優しさです。
うつ病でも働いている人がいる、だからお前も働け
うつ病の病状も軽度から重度と人により様々
うつ病は見た目の変化がほぼ無い病気なので分かりにくいかもしれませんがうつ病には軽度から重度まで様々な状態の人がいます。
うつ病で動ける人もいればベッド上で寝たきりで全く動けない人もいます。
動けない人に動けというのは足を骨折している人に走れと言っているようなものです。
病気の重さが人により違うように、うつ病も人それぞれで症状の重さが違います。
安易に他のうつ病の人と比べる事は良くないです。
働けるかどうかは医者と患者でよく話し合ったうえで決めるのが基本です。
医者でも無い素人の判断で働けと迫るのは危険です。
元気そうだね
元気なふりをしているだけです
元気ではありません。
うつで元気そうに働いている人は結構ギリギリの状態で頑張っている人も多いです。
他人の目を気にして元気に見えるように無理やり働いている人もいます。
人に心配をかけてはいけないと元気なふりをしているのです。
うつは甘え・ずるい(ずる賢い)
よく出てくるフレーズですね。この言葉で苦しんでいるうつ病患者さんは多いと思います。
うつ病を理解していないと、こういう言葉が出てきてしまうのだと思います。
うつは脳の病気

うつ病はれっきとした病気です。甘えではありません。
動けなくなる症状が出てくる
症状としては
睡眠障害
疲労感・倦怠感
首・肩のこり
頭が重い、頭痛
意欲・興味の減退
抑うつ気分、不安
このような症状が出てきて動けるわけが無いのです。
前述したように足を骨折している人に走れと言っているようなものです。
甘えと罵倒する前に病気の事を可能ならば理解して欲しいです。
うつ病や発達障害でも活躍している人たちがいる
私はうつ病だけでなく自閉症スペクトラム障害(ASD)も持っているのですが、これはうつ病で寝込んでいる時に父親によく言われましたね。辛かった。
「家族からうつ病や発達障害でも芸能人として活躍したり店を開業したりIT分野で起業したりした人もいる、お前もやってみたらどうだ?」と言って来るのですよね。
たぶん家族は励ましのつもりなのしょうが、全然励ましになってませんでした。
まず体が動かないですし、動けません。考えることも億劫で無理難題でした。
活躍できる人もできない人もいる
そもそも自閉症やうつ病の人が全員天才というわけではないです。
例えば健常者の中に天才や凡人もいるように、うつ病や自閉症の中にも天才や凡人がいます。
人間誰でもオリンピック選手や芸能人になれるわけではありません。
だから軽々しくお前ならできると言わないようにして欲しいです。
うつ病を治療する努力をしたらどう?
努力をしたくてもできない
うつ病は重度だと何か簡単な事をしたくても、できなくて辛い状態です。
睡眠障害もありベッドから起き上がることすらできません。
食欲が出ずに何も食べない時もあります。
散歩をする、バランスの良い食事を取り、朝起きて夜寝る。
そのような規則正しい生活をするなんて難しくてできません。
そもそも健常者でも規則正しい生活なんてできている人がどのくらいいるのでしょうか?
動けない状態の時は「○○をしたらどうだ?」と言わずに放っておいてあげてください。
筋トレ、読書、散歩など色んな治療方法はありますが、どれもうつ病で苦しい時には難しい方法です。
うつ病患者本人もうつを治すように動きたいですができない状態です。
何もできなくて悔しくて自分を責めて苦しくなり死にたくなる、そんなことの繰り返しです。
回復するのを待ってあげてください。
できれば動けていても何かをするように促すのはやめていただきたいです。
動けていても、どうにか動いているような状態です。
できるようになった時に自然に自分から動き出します。
いつになったらうつは良くなるの?働くの?
いつ良くなるのか、元のように健康な状態に戻れるのか?
これはうつ病患者本人が一番知りたいです。
早く良くなって働かなきゃいけないのに・・常にそんな考えを繰り返していて常に心が疲れています。
うつは脳の病気なのでいつ治るかが分からないです。
医者も明確にいつ治るかも伝える事ができないくらい難しいです。
人によっては1年以内で復職できる人もいれば10年以上うつで苦しみ復職できない人もいます。
私も4年目になりますがずっとうつ病の症状で苦しんでいます。
もし復職したとしてもうつの再発の恐怖におびえながら働くうつ病患者さんもいます。
まとめ【うつ病の方との接し方】
ここまで読んでいただきありがとうございました。
何度も繰り返し言ってしまいますが
うつ病患者は自分でも動かなければいけないと思っているのに体が動かないので自分を責めて苦しんでいる状態です。
それによって生きる事が辛い、死にたいと思ってしまう人もいます。
そういう人に動くよう努力しろというのは悪影響です。
どうしても家族や友人、職場など周りの人達は早く体調が良くなるようにと急かしがちになることがあります。
それがうつ病の悪化する原因になる場合もあります。
少しでも良くなるように無理に外に連れ出したり、ネットで拾ったアドバイスを与えたりしがちですが逆効果になることが有ります。
それよりも、何かできることは無いか?今はそっとしておいた方が良いか?など聴いてみてください。
その方がうつ病の人にとっても助かります。

うつ病の方と接する時に今回の記事に書かれたことを少しでも生かしていただければ幸いです。
記事の感想やこういった記事を書いてほしいなどご意見・ご要望などが有ればコメントやツイッターにリプをどうぞ。
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