うつ病関連の治療法が書かれた本は数あれど、どれを買えば良いか分からない。
そういう人は多いと思います。
そんな人におすすめの本があります。
デビット・D・バーンズ氏の
『いやな気分よ、さようなら』
という本です。
この書籍は認知行動療法に特化した本であり内容も充実、うつ病や抑うつ症状などに科学的効果が証明されています。
取り組むほど応えてくれる本だと思います。
どんな病気・症状を持つ人が読んだ方が良い?
この本は以下の事に対して効果があります。
うつ病
抑うつ気分
ネガティブ
イライラ
罪悪感
虚無感
うつ病だけでなく様々な負の感情に効果があります。
本で気になった点(デメリット)
ページ数が多い
ページ数が多いのでうつ病で寝たきりの人にとって読み込むのは大変かもしれません。
そのため自分の読める範囲、困っている分野を読む事が良いと思われます。
分かりにくい文章がある
外国の書籍を日本語訳にしたものなので翻訳文がわかりにくい所もあります。
値段が少し高い
値段が2750円と少し値段が高く手が出しにくいかもしれません。
上記のようなデメリットがあります。
図書館で借りて読むのも一つの手だと思います。
しかし、それ以上に気分を良好にする効果を持った本であると思います。
認知行動療法の効果(メリット)
本を読むだけでも効果が有る
フォレスト・スコジン博士の研究によると、この本を読むだけ(読書療法)で抗うつ薬による治療にも匹敵する効果が有る可能性があるという研究結果が出ています、
80人の患者さんを対象にさらに4週間本書を読むことでうつ病の重症度が正常値まで下がった研究もされています。
軽いうつ病の場合は1~2週程度で症状が良くなります。
さらに患者さんは読書療法が終わった3か月後も効果を維持しています。
つまりこの本には読むだけで抗うつ効果があると証明されているという事です。
うつ病再発も防げる
うつ病の再発予防の効果もあり
3年後にも調査を行うと半分以上の方がうつ病を再発してない
もしくは若干状態が良くなっているという結果が出ました。
たまに気分が悪くなった時でも本書を利用することで気分を戻すことができたそうです。
厚生労働省も資料を出している
厚労省も資料を出しているのでこちらも参考になります。
10の認知のゆがみ
認知行動療法では認知のゆがみを正そうとします。
認知のゆがみは簡単にいうとネガティブ思考みたいなもので何かが起きたことに対して悪い方向へと考えてしまう考え方です。
例えば何か小さな失敗をしたとすると「なんて酷いミスをしてしまったんだ。私はいつも面倒なことを起こしてしまう、こんな自分は駄目だ」
というように一つの物事に対して様々な悪い方向へと物事を考えてしまいます。
これが認知のゆがみと言われているものです。


セルフワークのやり方も書いてある
この書籍ではその認知のゆがみを正すためのトレーニング方法が多数書いてあります。
セルフワーク用の資料、やり方も書いてあるため一人でも認知行動療法が可能です。
まとめ:うつ病の方に読んで欲しい本
『嫌な気分よ、さようなら』という認知行動療法の本について書きました。
この本を読みセルフワークを行うことで怒り、イライラ、憂うつなど様々な負の感情に対応できます。
うつ病にも科学的効果が証明されており信頼性も高い本です。
私も定期的に読んで実践している本でうつ病の回復にも役に立っています。
是非とも図書館など何かの方法で一度は読んでみて欲しい本です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
デビット・D・バーンズ.『いやな気分よ、さようなら 自分で学ぶ「抑うつ」克服法』コンパクト版.株式会社星和書店.2004
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