こんにちは、スシタツタパスタ(@utu_hon_ikikata)です
今回は『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』を紹介します。
著者はほっしーさん
ブログ・Twitterで活躍するうつ病経験者のほっしーさん、ライフハックのメンタル版、メンタルハッカーとして活動しています。
Tweets by HossyMentalHack解説は精神科医の和田秀樹さん
解説は「感情的にならない本」(新講社ワイド新書)、「受験は要領」(PHP文庫)などの書を手掛ける精神科医の和田秀樹さんです。
どんな本?
ほっしーさんはうつ病となり療養をしていたのですが投薬治療だけでは不十分だと感じたとの事。
うつマッピング
そこで様々な方法を試して難易度、効果を分かりやすく分類してマッピングをしたそうです。
名称は「うつマッピング」
マッピングをしていくと自分に効果があるものや手間がどのくらいかかるかを一目で見て分るので大変便利です。
実践での注意点
本書にも書いてあるのですが
治療に合う合わないが有る
治療は人によって合う合わないが有るため合わないと思ったらバッサリと止めた方が良い場合があります。
Twitterには相性がある
例えば治療法にツイッターが有るのですが私は全く合いませんでした。
絶対に重度のうつ病の時には見るな!使うな!と言いたいくらいです。
ほっしーさんはボヤ騒ぎ程度の炎上を体験していて大したことは無いと論じていますが、私だったら絶対落ち込んで寝込みますね。
おそらく、ほっしーさんは客観的に物事を見る事ができる状態まで回復していたからツイッターでプチ炎上しても大したダメージを受けなかったのだと思われます。
うつ病で常に気分が落ち込んでいる、希死念慮がある人はツイッターを見るのも、ツイートするのもやめた方が良いと思います。
何かあって炎上でもしたら、更に精神的に追い込まれる可能性があります。
Twitterでうつ病を検索すると、ためになる情報も有りますが見ると余計に落ち込んでしまうようなツイートも有ります。
そのためTwitterを見るとしても見ても耐えられるくらいの精神状態になってから見た方良いです。
重度のうつ病の時には絶対に見ない方が良いです。特にトレンドは見ない方が良いです。
また「うつ病で辛い」というツイートに対して心無い言葉をかけてくる可能性もあります。
ちなみに私は人間の汚い部分をモロにツイッターで見てしまって1週間は寝込みました。
理解のある彼・彼女・ペット
ついでに私の個人的意見ですが、ほっしーさんには可愛い愛犬や理解のある彼女さんがいるという点が私に大ダメージを与えましたね。
うつ病治療に非常に効果があり
最も手に入りにくい存在を持っているじゃないですか!
器が狭く持たざる者の私には読んでいて辛いものが有りましたね。
自分を理解しようとしてくれる人がいるか、いないかは人により大きく精神に影響を与えます。
あらかじめその点を頭に入れながら読み進めて行った方が良いと感じました。
急に語気が強くなってしまい申し訳ありません。
本当に良い事が書いてあるので毛嫌いせずに是非とも読み進めて行って欲しいです。
あとがきに書いてあることを始めに書いてほしい
またこの本、あとがきに結構大事なことが書いてあります。
例えば治療方法は沢山あるが自分が少しでもできそうな所から始めるという事、きつかったらやめて良いという事。
これは本当に大事です。
本を読むのも大変な人や「自分にはできない」と途中で読むことを挫折する人が出るのではないか?と個人的には感じました。
挫折して自分を責めるという事はやめて欲しいです。
この本を読む人は最初にあとがきから読んで、できることから始めるという方法が一番楽だと思います。
良かった点
ほっしーさんが4年間試してきた治療法を本に掲載しています。
抗うつ薬以外の方法が多く載り参考にしやすいです。
私も4年間うつ病でしたが知らない知識が豊富で非常にためになりました。
うつ病の視点で共感できたこと
断薬の話
自分の判断で断薬をしてはいけないという話が出てきますが勝手に断薬するのは本当にやめた方が良いです。
私は勝手に断薬してからずっと吐き気とだるさ、気分の落ち込みが止まりませんでした。
このまま投薬を続けても薬に依存してしまうのではないか?もう元気になったから大丈夫だろうと急に投薬をやめるとエライことになります。お気をつけて
楽に生きる考え方
また各治療法に効果がどのくらいか?だけではなく楽に生きる考え方も書かれている所が非常に良かったです。
認知のゆがみ
うつ病の原因にはネガティブな思考に陥りやすい考え方があります。
「認知のゆがみ」と呼ばれるものです。
それについてもうつ病の経験になぞらえて分りやすく書かれているのが良かったです。
youtubeもおススメ
ほっしーさんはyoutubeでうつ病に関しての発信もしているのでぜひ見て欲しいです。
私はうつが酷くて寝込んでいた時はほっしーさんの動画を見て過ごしていました。
まとめ
投薬治療でうつ病がある程度よくなってくると次は何をしたら良いのだろうと悩む時が有ります。
本書はわかりやすく始めやすいものから根気を入れて取り組みたい方法まで様々なものが掲載されています。
色々と書きましたがうつ病の人がまず手元に買っておいて欲しい書だと思いました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
ほっしー、和田秀樹.うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた.株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.2018
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